前回の記事で計画通りに教育が進まなかったときの対処法についてお伝えました。
前回の記事:3-6.計画通りに教育が進まなかったときの対処法【挫折しても立て直す】
今回の記事では知識を教えただけで終わらせない技術についてお伝えしていきます。
目次
知識を上手に教えることで教育対象者の意欲をかき立てる
そもそも、知識を教えただけで終わらせない技術とはどういったものを指すのか?ということを疑問に思ったかもしれません。
結論から言うと技能や知識を教わったことで教育対象者が「もっと学びたい」「もっと成長したい」という気持ちになってもらう技術です。
初めてこの教える技術についてお話しすると大概の人に「そんなことは無理だ」と言われます。
ですが、全く難しいことはありません。
この記事の中で必ずあなたも「もっと学びたい」「もっと成長したい」という気持ちを引き出せる教え方を身につけることができます。
方法1.質問や問題を使い、考える時間を取る
まず、一つ目のポイントとして質問や問題を使い、考える時間を取るという方法があります。
3-4.これだけは押さえておきたい教え方のコツ【伝わりやすい説明方法】の記事でも紹介しましたが、簡単な質問や問題を考えてもらうことで自分自身で考えなければいけないという自覚に結びつきます。
簡単な問題で少し思考を凝らせばその場で答えられるレベルで質問や問題を出すことで、学習意欲を上げることに繋がります。
方法2.面白そうな課題を与え、自分で調べて考えてもらう
方法1.と同じじゃないの?と思うかもしれません。
ですが、方法2では教育の時間以外で考えてもらう面白そうな課題を与えるという点です。
調べればわかることと
一つ具体例を挙げます。
「プログラミングで色々な言語が使われているのは知っているとは思いますが、言語ごとに動く速度が違います。どの言語が一番早く動くでしょうか?また、一番早い言語以外を使うメリットはなんでしょうか?」
という問題を出します。
言語ごとに動く速度が違うんだということを知らない方からすれば、「へぇ〜、プログラミング言語によって違うんだ」という発見もあると思います。
「どの言語が一番早く動くでしょうか?」という課題は調べれば確実にわかります。
「一番早い言語以外を使うメリットはなんでしょうか?」という課題は調べてもなかなかわらかないので、自分で考える必要があります。
このように、段階を踏んで考えることになれることで新しい知識を得ることが楽しくなります。
次に何を学べば良いのか、自分でどうやって調べていけば良いのか次のアクションを与えてることが成長につながります。
知識を教えただけではなく次に繋ぐことができる技術を理解していただけたでしょうか?
読者のあなたが教育担当者としてどんな質問をするのか考えてみてください。
まとめ
- 知識を上手に教えることで教育対象者を意欲的にすることができる
- 質問や問題を使い、考える時間を取る
- 面白そうな課題を与え、自分で調べて考えてもらう
- 次にどんなアクションを取るのかを明確にする