本記事から第1章.マインドセットに入ります。
まず、最初に伝えたいことは教えることは絶対に無駄にならないということです。
前回の記事(07.教え方の教え方を知り実践すると見えてくる正のスパイラル)でも記載しましたが、教えることで与える周囲に与える影響とその後の自分へと良いことが返ってきます。
ただ、その効果をより大きくするための方法として、マインドセットをする必要があります。
目次
マインドセットとは
マインドセットとは、経験や教育、生まれた時代背景、先天的な性質などから形成される物事の見方や考え方を指す言葉です。
信念や心構え、価値観、判断基準、あるいは暗黙の了解や無意識の思い込み、陥りやすい思考回路といったものもこれに含まれます。
つまり、マインドセットとは、無意識の思考傾向を表すものです。
参照元:マインドセットとは?目的や種類、実践的な研修方法もご紹介
最近、マインドセットという言葉が頻繁に使われるようになりましたが、明確な意味を知らないという方もいるかと思います。
現に僕も、キャロル・S・ドゥエック著のマインドセット「やればできる!」の研究という本を知るまでは、何となくしか知りませんでした。
なぜマインドセットは大事なのか
マインドセットは二つの種類に分類されています。
硬直マインドセットと成長マインドセットです。
硬直マインドセットは先天的にある才能が人間の能力は決まっていて、努力では越えられないものがあるという考え方です。
成長マインドセットは自分の努力次第で成長することができるという考え方です。
現状が硬直マインドセットの方でも、成長マインドセットになることができます。
硬直マインドセットの状態で教えるよりも成長マインドセットの状態で教えることで効果は大きく変わっていきます。
マインドセットをした時としない時の効果の違い
硬直マインドセットと成長マインドセットを理解したところで、実際にどれくらい効果に違いが現れるのかを教えます。
硬直マインドセットのまま教えようとした時に実際にこのようなことを言われました。
- それは先輩だからできることで、私にはできないです。
- 私には才能がないので、できるようにはならないです。
- 今できることで十分です。
つまり、このまま教えても成長できると思っていない状態です。
これではモチベーションがなかなか上がらず、実際の作業が予定通りに進まなくなります。
成長マインドセットになればこのようなことを言われるようになります。
- どうすれば、次に上手くできるようになりますかね?(失敗した後に)
- これができるようにためにはどうやって勉強すれば良いですかね?
- もっと他に何かできることがありますか?
つまり、どんどんと自分でも進んで色々と学ぶようになります。
まとめ
- 教える前にマインドセットをすることが大事
- 硬直マインドセットと成長マインドセットの2種類がある
- 誰でも成長マインドセットになることができる
- 成長マインドセットになれば教えた時の効果が絶大