ついに第4章に突入です!
ここまでで教えることには困らないくらいの知識とスキルを身につけていただけたでしょうか?
ここからはさらに上の知識とスキルを身につけていただきます。
目次
教育の失敗を記録する
基本的に失敗をしないように進めていくのは正しいことです。
僕の記事の中でも失敗せずに成功できるということを記載しています。
では、ここまできてなぜ教育の失敗を記録するという内容なのか、何を記録するべきなのか、順を追って説明します。
教育を受けた人が自身の失敗体験や成功までの道筋を記録する
まず教育を受けた人が説明を受けた後に資料を見ながら実際に業務を行っていく上で、うまく理解できていなかったところを記録しましょう。
業務に慣れていると具体的にわかりやすく書いている資料であったり、わかりやすい説明をしているつもりであっても必ずといって良いほど専門用語を使ってしまうものです。
正直に言うとこれは教えた人だと絶対に知ることができない内容なのです。
専門用語というのは使っているうちに当たり前になっていってしまい、どんなにわかりやすい説明をする人でも使ってしまうのです。
例えば「Webサイト」という言葉です。
僕の母はパソコンもあまり使いません。
最近やっとスマホを使うようになりました。
なのでインターネット自体に触れる機会が全然なかったのです。
そんな母にスマホの使い方を教えていました。
その説明の中で「Webサイト」という言葉を使用しました。
しかし、母には通じず説明に苦労しました。
教えている僕からすれば、一緒に仕事をしている人も全員当然のように知っているので常識だと思ってしまう言葉です。
それでも、僕の母には通じないものでした。
このようなできごとは企業の教育では頻繁に起きます。
質問や指摘されて初めて専門用語だと気づくこともあるのです。
なので、教育を受けた人が説明を受けた後に資料を見ながら実際に業務を行っていく上で、うまく理解できていなかったところを記録することが重要になってきます。
失敗を資料に組み込む
次に記録した内容を資料に組み込んでいきます。
これは、資料の質によって難易度が変わってきます。
作り込んだ資料の場合はすぐに資料に組み込むことができます。
少し追記したり、コメントを残したりすることで簡単に解決することがほとんどです。
しかし、時間がなくて簡易的に作った資料や雑に作ってしまった資料の場合は大変になることが多いです。
追記すると段取りがぐちゃぐちゃになってしまったり、コメントしておいてねと頼むとコメントだらけになってしまい一つ一つのコメントを読む気を無くしてしまうということになってしまいます。
なので、あまり作り込んでいない資料の場合は作り直してしまうというのも一つの方法です。
実際に資料を作り直すことにより次回に使える良い資料が出来上がることもあります。
せっかく資料作ったのに…と思わずに全て捨ててしまうのも次の成功につなげる一歩だと思いましょう。
良い教育は教えた人と教わった人で作り上げる
ここまでの内容を読んでいるとわかってくると思いますが、良い教育は教えた人と教わった人で作り上げていきます。
どんなにうまく教えているつもりでも教わる人が理解できなかったり、成長できなければ意味がありません。
逆に教わった人が聞く姿勢があったとしても、教える人が適当だと成長できるはずの人が優秀な人材が他の会社に行ってしまうという事態を引き起こしてしまいます。
教えた人と教わった人で作り上げ、そしてその先の未来へ繋ぐということを意識していきましょう。
まとめ
- 教育の失敗を記録する
- 教育を受けた人が自身の失敗体験や成功までの道筋を記録する
- 失敗を資料に組み込む
- 良い教育は教えた人と教わった人で作り上げる