こちらの記事では未経験からIT業界に入ろうと検討している方の為に、IT業界の当たり前とされていることを紹介します。
僕はソフトウェアテストエンジニアとして、IT業界に入りました。
かれこれ2年以上の経験があります。
その中で、色々な方に教えていく中で大きな壁となっている「デジタルデバイド」についてお話ししていきます。
「デジタルデバイド」とは何か?
デジタルデバイドとはコンピュータやインターネットについての知識が少なく、得られる情報の量や質に格差が生じることを言います。
デジタルデバイドと専門的な言葉で言われるとわかりにくいかも知れませんが、日本語でいうと情報格差と訳すことができます。
この情報格差はITリテラシーの差と言えます。
ITリテラシーが低い人はエンジニアになることは難しいですし、エンジニアになっても活躍することは難しいでしょう。
参考サイト:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』情報格差
ITリテラシーとは
ITリテラシーとは、「ITに関連する事柄への理解力や対応力などを指す言葉」のことです。
情報基礎リテラシー、コンピュータリテラシー、ネットワークリテラシーという3つのリテラシーが重要になってきます。
情報基礎リテラシー:情報を正しく使うための能力
コンピュータリテラシー:コンピュータを操作する技術や知識
ネットワークリテラシー:ネットワークやセキュリティに関する技術的な知識を理解する能力
要するにIT業界で使う専門的な技術や知識の基礎基本で、企業ではあまり教えていないところになります。
IT業界では知っていることが大前提になっていることがほとんどです。
未経験でIT業界に入る前にしっかりと学んでおくべきところです。
個人的にはプログラミングを学んでいることよりもITリテラシーが高いことのほうが重要です。
参考サイト:ITリテラシーとは?社員のITリテラシーを高める重要性
ITリテラシーが低いと何が起きるのか?
ITリテラシーが低いことの何が問題なのかというのを具体例に紹介していきます。
ITリテラシーが低い未経験者が入ってきてIT業界が長い人に質問をする時によく起きる例です。
PCのブラウザの初期設定を変更する方法を知らず、Chromeで開きたいのにもかかわらずEdgeで開いてしまいます。
その変更方法をIT業界が長い人に質問すると「それくらい自分で調べられるでしょ?」と思われることがほとんどです。
「なぜ、自分で調べないの?」「これくらいのことは調べて欲しい」ということが積み重なると、最初は優しく教えてくれていた人も段々と教えてくれなくなります。
ITリテラシーが低いことは知っているべき当たり前の地点に辿り着いていないということです。
その他にもネットワークリテラシーが低いことで情報漏洩をしてしまうこともあります。
ここであげた具体例をデジタルデバイドと呼ばれます。
ITリテラシーを高めデジタルデバイドを越える
優良な企業で社員研修をしっかりと行っている場合には、e-learningという形で学習することもあります。
ただ、すべての企業ではしっかりとした研修というのは行われていないのが実情です。
一番身近なところでITリテラシーを高める方法として挙げられるのは、インターネット上で公開されている動画や講座で学ぶと言うことです。
下記は僕が個人的に見ているおすすめの動画や講座です。
僕も今後noteにまとめていきますので、公開を楽しみにしていただけたら嬉しいです。
まとめ
- デジタルデバイドとはコンピュータやインターネットについての知識が少なく、得られる情報の量や質に格差が生じること
- ITリテラシーとは通信・ネットワーク・セキュリティの様にITに関連する要素を理解する能力
- ITリテラシーが低いとエンジニアとして働いていくと難しい